2014/05/20

Qt Developer Day in Tokyo 2014 に行ってきた!

「Qt」っていうフレームワークは、Zaurus SL-B500を手に入れた頃からの付き合いではあるんだけど、基本的にはそのアウトプットを利用する側の人間なんで、あんま自分でこれ自体をどうこうとは思ってなかったってのが正直なとこなんだよね。

でも、まぁ、Nokia N9を手に入れた後、Qtベースのオープンソースなアプリがたくさんあって、そこからの縁で自分でも少しいじってみよーかなー・・・って感じで、多少なりともそーゆーコミュニティの人達と知り合って、んでもってまぁJollaも買ったことだしと・・・

そんな流れの中で、2年半振り(?)なんだそうだけど、"Qt Developer Day"が日本で開催されるってことになったそうなので、とりあえずプログラマでもなんでもないけど行ってみるだけ行ってみた(笑)
会場が開くか開かないかっていうタイミングで入口に着いて、どーしよーかなーと思っていたら@task_jpさんに遭遇して、「じゃあ行きましょう」と・・・(笑)
入口で受付やってたんだけど、なんかね、「名刺を2枚頂戴致します」って言われて渡したら、登録者の一覧を打ち出した紙みて、一生懸命探すのね・・・そこは、ほら、そーゆー集まりなんだから、もちょっと何とかしようよwww
実は結局その場では名前が見つけられなかったんだけど、後ろが閊えてたから「探しときます」的な状態になって先に通してもらったんだよねwww

で、受付でパンフとプログラム、そして記念品の「Tシャツ」をもらった。
思ったよりも地味な感じだけど、それだけに普段着ててもあんま問題なさそうな感じ(ぇ

で、とりあえず「会場の準備が整うまで展示ブース見ててね」みたいな話だったのでウロウロしてたら・・・一番奥にありました。
今後のために用意したというテーブルクロスの緑が眩しい!

他にもDigia含め数社が展示をしてた。ある会社のパネルを見ると、明らかに病院にある「患者モニタ」の画面が移ったプロダクトの写真が・・・QtでUIを組んだ医療機器があるってことなのかなぁ。まぁ、ありそうではあるけど、実際には「Qtで作ってるよ」ってのはまだ見たことがない・・・

上に書いた通りの受付対応だから、開始時刻の10:00をちょい回ったところで「始まりの時間なんだけどレジストレーションに手間取ってるから、もう少し待ってね」みたいな案内が・・・ま、でもそんなに遅れずにプログラムスタート。

午前中はいわゆる「キーノート」。
写真は客が入りきる前のものなので結構開いてるように見えるけど、実はもっと盛況だった。
まぁ、基本的には「Qtのこれまでとこれから」みたいなところがテーマになった話なんだけど、たぶんこのイベントのためにそうしたんだと思うんだけど、今日付けでQt 5.3がリリースされたらしい。
んで、まぁ、オーバービューとして「5.3にはこんなんが加わったんだよ!みんな一緒にQtで開発してハッピーになろうよ!」的な話がされてたように思う。「Qtはみんなの開発を助けるために作られたし、これからもみんなの開発を助けるために発展し続けるよ!」と。

ちなみに、海外からのスピーカーはみんな英語でプレゼンやる訳だけど、なんとちゃんと同時通訳がついてた!すげーな!!
これが同時通訳用のレシーバ。

で、とりあえず昼食。
このミーティング自体は参加料は無料だったんだけど、なんとお昼はお弁当付きだった!
お弁当を食べながら、この時間を使って日本Qtユーザ会主催のLT大会があった。
4名程の方々が今やっていること、Qtについて言いたいことなどを発表してくださってた。ちなみに写真は@hermit4さんの「Qtおやつ部活動報告」の発表風景。

で、午後のセッションはテーマ毎に分かれてのテクニカルトラック。おいらは一番初心者向けの「エッセンシャル1」に参加してみた。
写真は、今回「これだけは聴こう」と心に決めていた@takumiasakiさんの「Qt Quickの紹介」。
全体的には、ツール(QtCreator)の紹介から始まって「こんなに簡単に、こんなに便利に、いろんな開発ができますよー」みたいな感じの話。
実際、QtCreatorはIDEとしては強力な統合環境で、コード書くところからコンパイル、デプロイ、デバッグまでをかなり便利にこなすことができる。そしてUIデザイン部分のコーディングのハードルを下げるために作られた(って理解したんだけど)QtQuickは、単純にUIだけじゃなくてデータを取り扱うための「Model」とかも持ってて、簡単なアプリならこれだけで書けちゃうんじゃないの?ってぐらい強力なツールに見える。特に最後のセッションで紹介されたQtQuick Control辺りまで来ると、本当にそう思えてくる。

思えてくるんだけど・・・ライブコーディングでどんどん組まれていくプログラムを眺めつつ、やっぱこりゃ本当に何かを作りたいならC++書けないとダメだなっていうのも、つくづく感じた。やっぱQtQuickはあくまでもUI側を強力にサポートするツールなんであって、きちんとバックエンド作れないとダメだよなー・・・と・・・

まぁ、どのみち大したスキルがある訳でもないおっさんの「ハードルが高いなぁ」という嘆きはともかくとして、それでもある意味魔法のようにサラサラっと書いたものが目に見えて動くみたいなのはなかなか面白いものではあったよ。うん。

で、おいらみたいな堕落したおっさんにはやっぱ相応にハードル高いと思わせる部分があるにせよ、Qtのパワーみたいなものは感じたし、もっともっと使う人が増えてくれるといいなぁと思った次第。

ちなみに、上でちょっと触れた「Qtおやつ部」は、なんと発表だけでなく成果物もちゃんと配布していた!
ちゃっかり頂いてきましたよ!
うまかった(笑)

おいらは特に貢献できそうなものはなかったけど、とりあえずユーザ会の展示ブースにこっそり(?)Jolla端末を置いてみた。それなりに興味をもった人は居たっぽい。
あ、あと戦利品(?)として、FireAlpacaのパンフ、ステッカー、缶バッジの3点セットを頂いた。缶バッジはラスイチだったんだけど、もらってよかったのかなぁ・・・←いまさら

ま、とゆー訳で、なんとなく楽しい一日だった。
これまでTwitter上でしか知らなかった日本Qtユーザー会の人達の一部を生で見ることもできたし、時間とかの関係で懇親会までは出なかったけど、そのうち飲みにでも行けるといいなぁ。

ちなみに一番下になっちゃったけど、日本Qtユーザー会は日本のQtのコミュニティで、今回QtDDが日本で開催されるに至った経緯においても「日本にはすばらしいQtコミュニティがある」と言わしめた団体だ。

日本Qtユーザー会

関東地区は毎月「勉強会」を開催してるし、関西や名古屋でも「勉強会」が開催されてる。
初心者も歓迎ということらしいので、これからプログラミングを勉強したいとかなんかとにかくやってみたいみたいな人は、上のリンクから情報を辿って勉強会とかに出てみるといい。
おやつ目当てでもいいらしいけど、その辺りはどうなんだろうか(笑)

なにがともあれ、一日無事に終了して、めでたしめでたし。次はいつ日本に来るのかしら。

みなさん、おつかれさまでした!!!

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